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オニクルができて、もう自習室は無理だと思いました。

  • 8月10日
  • 読了時間: 5分
茨木市の自習室・コワーキングスペースTHE ONDOの店内写真コラージュ

茨木市に「おにクル」ができたとき、正直に言うと、


「ああ、これで茨木で自習室やスペースのレンタルをするのは、もう厳しいな。」

と思いました。


とにかく施設がすごい。勉強できる場所もあるし、人が集まれる場所もある。いろいろな設備が整っていて、何より無料で利用できる。

THE ONDOは有料でスペースを利用していただく場所なので、こんなに良い施設が近くにできたら、「これからどうしよう。」と考えてしまいました。最初は、本当に大変なことになったと思いました。



でも、少しずつ違うことが見えてきました。

時間が経つにつれて、少しずつ別のことが見えてきました。

茨木市には、おにクルだけではなく、無料で利用できる場所が意外とたくさんあります。その中でも、おにクルはとても良い施設なので、たくさんの人が集まるようになりました。すると、今度は別の不便さが出てきます。


「行きたいけど、席がない。」


席を確保するために待たなければならなかったり、行ってみても利用できなかったり。

「今日は席があるかな」と考えながら行かなければならないこともあります。

無料で利用できることは、もちろん大きなメリットです。

でも、無料だからといって、すべての不便がなくなるわけではない。そんなことを感じるようになりました。

そして、少しずつ考えるようになりました。


「おにクルでは満たしにくいことって、何だろう?」



「いつ行っても、自分の席がある」ということ。


THE ONDOでまず考えたのは、

「いつ行っても、自分の席があること」でした。


席を探し回らなくてもいい。「今日は利用できるかな」と心配しなくてもいい。自分が使える場所が、ちゃんとある。とてもシンプルなことですが、それを必要としている人もいるのかもしれないと思いました。


そして、少しずついろいろなものを加えていきました。

いつでも無料で飲めるドリンクやコーヒー。

勉強の合間にコーヒーを飲んだり、喉が渇いたら気軽に飲み物を飲んだり。

本当に小さなことです。

でも、そういう小さなことも、長くその場所を利用するうえでは大切なのかもしれないと思っています。


韓国語のレッスンや、不登校のお子さんの学習サポートも始めました。

実は、この2つはもともとTHE ONDOでやってみたいと思っていたことでした。

ただ、おにクルができたことで、


「自習室としてだけではなく、こういうことも少し早めに始めていったほうがいいかもしれない。」

と思うようになりました。


そこで、もともと考えていた予定を少し前倒しして、準備を始めました。

最初からすべてを決めていたわけではありません。

「こういうことができたらいいな。」

と思っていたことを、一つずつ形にしていきました。


やってみて、また考えて、少し変えてみる。

そんなことを繰り返しながら、少しずつTHE ONDOの形ができてきたような気がします。



競合だと思っていたら、味方になっていた。

そして、ちょっと面白いことも起きました。

ボイストレーニングは、むしろおにクルの施設を使って行っています。

最初は、おにクルができたことで、THE ONDOのスペースと競争しなければならないと思っていました。

でも今は、そのおにクルの施設を利用してTHE ONDOのプログラムを行っています。


日韓交流イベントもそうです。

最初は、おにクルを「競合する場所」として見ていました。

でも今では、イベントのためにおにクルを利用することも増えました。

考えてみると、なんだか不思議です。最初は、


「おにクルができて、大変なことになった。」


と思っていたのに、今では、


「おにクルがあるから、こんなこともできるな。」


と思うようになっています。



THE ONDOは「場所」だけではないのかもしれない。


そして、THE ONDOに対する自分の考え方も、少しずつ変わってきました。

最初は、スペースを運営しているのだから、良い机、良い椅子、良い設備を用意することが大切だと思っていました。もちろん、今でもそれは大切です。

でも、実際に運営してみると、人がその場所で覚えているのは、必ずしも設備だけではないんだなと思うようになりました。


コーヒーを一杯、気軽に飲めること。いつ行っても席があること。分からないことがあれば、気軽に聞けること。韓国語を学ぶことができたり、ある人にとっては勉強する場所で、ある人にとっては新しいことを学ぶ場所で、また別の人にとっては、人と出会う場所になる。


そういうものが少しずつ積み重なって、THE ONDOという場所ができているのかもしれません。



まだ、答えが見つかったわけではありません。


もちろん、まだ答えが見つかったとは思っていません。今でもずっと考えています。


「これはやってみようかな。」 「これはどうだろう。」 「本当に必要としてくれる人がいるかな。」


やってみたけれど、思ったほど反応がなかったこともあります。

逆に、あまり期待せずに始めたことが、思った以上に喜んでもらえたこともあります。そうすると、また少し変えてみる。


最初は自習室のことだけを考えていたのに、イベントをやったり、レッスンを始めたり、学習のサポートをしたり。気がつけば、最初に考えていたよりもずっといろいろなことをやっています。



「もう無理だ」と思ったところから。


今振り返ると、おにクルができたとき、私は少し早く答えを出しすぎていたのかもしれません。


「もう無理だ。」

そう思っていました。でも、まだ終わっていませんでした。むしろ、あのときから


「じゃあ、私たちにできることは何だろう?」

と考えるようになりました。


考えているだけでは何も変わらないので、とりあえずやってみる。やってみて、少し変えてみる。またやってみる。うまくいかなければ、もう一度考えてみる。


そうやって一つずつ動いていると、最初は見えなかった道が、少しずつ見えてくるようになりました。まだ、その道がどこまで続いているのかは分かりません。でも、以前のように新しいものができるたびに、怖くなることはなくなりました。


最近は、少しだけ考え方が変わりました。

「大変なことになった。」ではなく、

「じゃあ、次は何をやってみようか。」

そうやって、今日も一つずつ試しています。

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